【タマホーム地域限定商品】関西限定「極」の標準仕様とセレクト内容

タマホームの地域限定商品 標準仕様とセレクト内容 タマホーム体験談

家づくりの打ち合わせで「この地域だけの商品があります」と言われたら、どう受け止めるでしょうか。パンフレットにも公式サイトにも載っていない商品のため、説明を聞いてもピンとこない人がほとんどだと思います。我が家が実際に契約したのも、まさにその地域限定商品でした。関西地区限定の「The Tama Home ★極」という商品で、2023年6月に契約しています。

地域限定商品でこんな疑問はありませんか
  • 聞き慣れない商品名への戸惑い
  • 安い理由がわからない不安
  • 大安心の家との品質の差
  • 選べるメーカーが少ないという制約
  • 30年後にかかるメンテナンス費用
地域限定商品の品質に不安を感じる施主のイラストアイコン
購入を悩む施主

安い商品ということは、どこかで手を抜いているのではありませんか。

地域限定商品で家を建てた先輩施主のイラストアイコン
タマホーム先輩施主

我が家は地域限定商品ですが、セレクトサービスのポイントを上手に使って、外壁も屋根も30年もつ仕様にしましたよ。

この記事の結論
  • 大安心の家と同品質の関西限定商品
  • 樹脂サッシと第1種換気が標準
  • セレクトのポイントは契約月で変わる
  • 仕様は必ず契約月の資料で確認

この記事では、我が家が契約した地域限定商品の標準仕様を、メーカー名と品番まで公開します。無料のセレクトサービスで選べる中身と、契約月でポイントが減った実体験もあわせて紹介します。大安心の家とのざっくりした金額差、そして一番お金のかかる外壁と屋根のメンテナンス周期まで踏み込みます。読み終えるころには、この商品を勧められたときの判断材料がそろっているはずです。

  1. パンフレットに載らない地域限定商品
    1. 展示場で初めて聞く非公開の商品
    2. 月ごとに変わる採用メーカー
    3. 一括仕入れと在庫調整という背景
  2. 大安心の家との価格の違い
    1. 価格が下がる仕組み
    2. 見積もりで比べるべき項目
    3. 我が家の資金計画の3段階
    4. 同じ条件で2つ並べる進め方
    5. 浮いた予算の使い道
  3. 我が家の地域限定商品の標準仕様
    1. 水回りの4点セット
    2. 外装に使われている建材
    3. 内装の床材と建具
  4. 大安心の家と同品質といえる理由
    1. 構造と断熱は共通の仕様
    2. 長期優良住宅も標準で対応
    3. 設備グレードを下げない選定
  5. 家づくりで最も重要な窓の仕様
    1. 熱の出入りが集中する開口部
    2. アルゴンガス入りペアガラスという中身
    3. アルミ複合ではない樹脂サッシ
    4. 後から交換しにくいという性質
  6. 外壁と屋根で効くメンテナンス性
    1. 変色褪色30年保証のFugeプレミアム
    2. 60年もつといわれる瓦屋根
    3. コロニアルを採用しない判断
    4. 耐用年数30年のコーキング材
  7. 選べるメーカーが絞られる利点
    1. ショールーム巡りからの解放
    2. 工期3か月に間に合う決断速度
    3. 迷う時間を間取りに回す発想
  8. 無料で選べるセレクトサービス
    1. ポイントで設備や建材を無料で選ぶ仕組み
    2. 4月は300ポイントで6月は200ポイント
    3. 我が家がポイントで選んだもの
    4. 300ポイントあったら選びたかったもの
  9. 地域限定商品の注意点
    1. 契約月で変わる標準仕様
    2. 好みのメーカーが対象外の可能性
    3. 自分から聞かないと出てこない情報
  10. よくある質問
    1. 地域限定商品はどこで扱っているのか
    2. 大安心の家とどちらが得なのか
    3. 長期優良住宅は付いてくるのか
    4. 間取りは自由に決められるのか
    5. メンテナンス費用はどれくらい変わるのか
    6. 窓の性能はどう確認すればよいのか
    7. セレクトサービスのポイントは契約月で変わるのか
    8. 標準仕様はいつ確認すればよいのか
  11. まとめ

パンフレットに載らない地域限定商品

タマホームの地域限定商品とは何かを解説するバナー画像

タマホームには、全国で展開している商品とは別に、エリアを限定して売られている商品があります。カタログにも公式サイトのラインナップにも出てこないため、展示場で担当者から直接聞くまで存在を知る機会がありません。我が家も、大安心の家を前提に話を進めていた途中でこの商品を提案されました。ここでは、どういう仕組みの商品なのかを3つの角度から整理します。

展示場で初めて聞く非公開の商品

地域限定商品は、こちらから聞かないと出てこないことがあります。理由は単純で、公開されている商品ではないため紙の資料が存在しないからです。我が家の場合も、予算の話を具体的に詰めた段階で「実はこういう商品もあります」と切り出されました。逆に言えば、予算を正直に伝えないまま進めると、提案される前に商談が終わってしまう可能性があります。

自由設計という点は大安心の家と変わりません。決められた間取りから選ぶ規格住宅ではなく、土地の形や家族構成に合わせて間取りを組み立てていきます。制限がかかるのは間取りではなく、設備や建材のメーカーです。

我が家が契約したのは、関西地区限定の「The Tama Home ★極」です。地域限定商品は地域ごとに商品名や中身が違うため、関西以外のエリアでは別の名前で扱われているか、そもそも扱いがない場合があります。

月ごとに変わる採用メーカー

この商品の最大の特徴は、標準仕様が固定されていないことです。キッチンは今月このメーカー、洗面台は今月このシリーズ、というように、採用される製品が月単位で切り替わります。つまり契約したタイミングによって、同じ商品名でも中身が変わるわけです。

そのため、この記事で紹介する仕様はあくまで我が家が契約した月のものになります。検討している人は、自分の契約月にどのメーカーが対象なのかを必ず確認してください。

一括仕入れと在庫調整という背景

なぜ月ごとに変わるのか。おそらく、タマホーム側の仕入れと在庫の調整が理由です。あらかじめメーカーと数量を決めてまとめて発注すれば、1棟ごとにバラバラの製品を手配するより原価が下がります。タマホームはもともと資材の大量仕入れで価格を抑えている会社なので、その仕組みをさらに突き詰めた商品という位置づけだと考えられます。

ここが大事なところですが、削られているのは選択肢であって品質ではありません。安さの出どころが仕入れの効率化にある以上、製品そのもののグレードを落とす必要がないからです。

大安心の家との価格の違い

大安心の家と地域限定商品の違いを解説するバナー画像

一番気になるのは、どれくらい安いのかという点だと思います。ただ、この商品の価格は地域と契約月によって条件が変わるため、いくら安くなるという形では書けません。金額は必ず自分の土地と間取りで見積もりを取って確かめてください。ここでは金額そのものではなく、なぜ価格が下がるのかという仕組みと、見積もりを比べるときに見るべき点を整理します。

価格が下がる仕組み

価格が下がる理由は、仕入れの効率化にあります。採用するメーカーと数量を事前に固めてまとめて発注すれば、1棟ごとに別々の製品を手配するより原価を抑えられるからです。月ごとに対象メーカーが切り替わる仕組みも、この一括発注を回すための段取りだと考えられます。

つまり安さの出どころは仕入れであって、仕様の妥協ではありません。構造や断熱を薄くして価格を下げた商品とは、性質が違います。

大安心の家と地域限定商品の違い
比較項目大安心の家地域限定商品
間取り自由設計自由設計
構造と断熱基準となる仕様同じ仕様
長期優良住宅標準で対応標準で対応
設備メーカー複数社から選択月ごとに指定
本体価格基準抑えられている
扱っている地域全国エリア限定
カタログ掲載ありなし

見積もりで比べるべき項目

坪単価という数字は、そのままでは比較に使えません。本体価格だけを坪数で割った坪単価と、付帯工事や諸費用まで含めた総額ベースの坪単価では、同じ家でもまったく違う数字になるからです。比べるなら、どこまでの費用が入っているかをそろえる必要があります。

見積もりでそろえたい条件
  • 延床面積と間取りの前提
  • 付帯工事の有無
  • 外構と地盤改良の扱い
  • 諸費用と登記費用の含み
  • オプションとして足した設備

我が家の資金計画の3段階

実際の数字で見たほうが早いので、我が家の資金計画を段階ごとに並べます。延床面積は約30坪です。坪単価とは一般的に建物の本体工事費を延床面積で割った数字を指すため、我が家の坪単価は約47万円ということになります。

我が家の資金計画(約30坪・金額はおおよその数字)
段階含まれる費用金額坪数で割った金額
本体価格建物本体のみ約1420万円約47万円(これが坪単価)
建物の総額付帯工事と必要経費とオプション工事約2160万円約72万円
最終の総額外構工事とその他の費用と諸経費約2420万円約81万円

坪単価は約47万円ですが、実際に支払った総額を坪数で割ると約81万円になります。倍近い開きが出るのは、坪単価に含まれない費用がそれだけ積み上がるからです。他社の坪単価と見比べるときも、同じ本体工事費ベースの数字どうしで突き合わせてください。

これはタマホームに限った話ではありません。どのハウスメーカーでも、付帯工事や外構工事や諸経費は後から必ず乗ってきます。我が家の場合は本体以外の費用が最終的な総額の約4割を占めました。坪単価の安さだけでメーカーを選ぶと、最終的な支払額で驚くことになります。

同じ条件で2つ並べる進め方

一番確実なのは、同じ間取りで大安心の家と地域限定商品の見積もりを両方出してもらうことです。設備の差と価格の差が並んで見えるため、自分がどちらを選ぶべきかがはっきりします。担当者に頼めば対応してもらえるはずです。

我が家も両方を見比べたうえで地域限定商品に決めました。設備のグレードがほとんど変わらないと分かった時点で、そこで迷う理由はなくなったわけです。

浮いた予算の使い道

本体価格を抑えられたぶん、我が家は外構と家具に予算を回しました。建物の金額を下げても、暮らし始めてからの満足度は落ちていません。むしろ入居後にお金を残せたことで、生活の余裕につながったと感じています。ただ、外構は比べずに決めたことを今も後悔していて、タマホームの外構で後悔した話で正直に書いています。

我が家の地域限定商品の標準仕様

地域限定商品の標準仕様のメーカーを公開するバナー画像

ここからが本題です。我が家が契約した月の標準仕様を、メーカー名とシリーズ名まですべて公開します。繰り返しになりますが、この組み合わせは契約月によって変わります。それでも、どの程度のグレードの製品が並ぶのかという水準感は伝わるはずです。実際の内容を見ていきましょう。

我が家が契約した月の標準仕様
部位メーカーシリーズ
キッチンLIXILノクト
浴室パナソニックオフローラ
洗面台パナソニックシーライン
トイレTOTONJ2(1階と2階の2か所が標準)
外壁ニチハ標準はFuge(我が家はポイントでFugeプレミアムに変更)
屋根瓦またはガルバリウム鋼板いずれかを選択
玄関ドアYKK APヴェナートD30
窓YKK APまたはLIXIL樹脂サッシとアルゴンガス入りペアガラス
床材と建具DAIKENハピアフロア(我が家はアッシュ柄のペール)
換気-第1種換気の24時間換気システム

水回りの4点セット

キッチンはLIXILのノクトです。LIXILのシステムキッチンは上からリシェルSI、ノクト、シエラSという3階層になっていて、ノクトは真ん中のミドルグレードにあたります。扉の色や質感のバリエーションが広く、インテリアに合わせて選べるシリーズです。価格を抑えた商品なのに、一番下のグレードが入っているわけではありません。

浴室はパナソニックのオフローラ、洗面台は同じくパナソニックのシーラインでした。どちらも掃除のしやすさを軸にしたスタンダードな位置づけの製品です。トイレのTOTO NJ2は住宅会社向けのモデルで、一般向けのカタログには載っていません。自動開閉とリモコン開閉が付いた一体型で、採用できる住宅会社が限られるタイプになります。

さらに、トイレは1階と2階の2か所が標準で付いてきます。窓も樹脂サッシとペアガラスが標準です。換気は、給気と排気の両方を機械で行う第1種換気の24時間換気システムが標準で、我が家もこの第1種換気で暮らしています。

この第1種換気が標準だったことも、タマホームを選んでよかった点です。我が家が比較した他社は、ほとんどが第3種換気でした。2階トイレや樹脂サッシとあわせて、見積もりを比べるときに必ず確認したいポイントです。

第1種換気と第3種換気の違いは、空気を入れるところと出すところのどちらを機械で行うかです。第3種換気は、排気だけを換気扇で行い、給気は壁の給気口から自然に取り込みます。仕組みがシンプルで安いぶん、冬は冷たい外気がそのまま室内に入ってくるため、給気口の近くが寒くなりやすいのが弱点です。

第1種換気は、給気も排気も機械で行うため、空気の流れを計画どおりにコントロールしやすくなります。熱交換器と組み合わせれば、外の空気を室温に近づけてから取り込めるのも特徴です。その代わり、機器の費用がかかり、フィルターの掃除などの手入れも必要になります。

第1種換気と第3種換気の違い
比較項目第1種換気第3種換気
給気機械自然(給気口)
排気機械機械(換気扇)
室温への影響熱交換器と組み合わせれば小さい冬は外気が直接入り寒くなりやすい
導入費用高め安い
手入れフィルター掃除が必要給気口と換気扇の掃除

外装に使われている建材

外壁はニチハのFugeが標準で、我が家はセレクトサービスのポイントを使って上位グレードのFugeプレミアムに変更しました。屋根は瓦かガルバリウム鋼板のどちらかで、我が家は瓦を選んでいます。玄関ドアはYKK APのヴェナートD30、窓はYKK APとLIXILから選ぶ形で、枠は樹脂サッシ、ガラスはアルゴンガス入りのペアガラスが標準でした。

この外装まわりが、地域限定商品を選んでよかったと一番強く感じている部分です。理由は後半のメンテナンスの章で詳しく取り上げました。

内装の床材と建具

床材と建具はDAIKENのハピアフロアで統一されています。床と建具のメーカーがそろうと、色や木目の方向性が自然にまとまります。複数メーカーから自由に組み合わせると、実物を見たときに色味が合わないという失敗が起こりがちです。

選択肢が絞られているおかげで、内装の統一感が勝手に担保されていたことになります。結果として、我が家はここで悩む時間がほとんどありませんでした。

我が家が選んだ床は、ハピアフロアのアッシュ柄で、色はペールです。木目に変化のある柄と、明るすぎないやさしいベージュの色味がとても気に入っています。標準の範囲から選んだ床材ですが、住んでみて大満足しています。

大安心の家と同品質といえる理由

地域限定商品が大安心の家と同品質である根拠を示すバナー画像

安い商品と聞くと、性能を落としているのではないかと身構えます。ところが地域限定商品は、家の基本性能を決める部分に手を入れていません。削られているのは選択肢の幅だけで、住宅そのものの水準は大安心の家と同じ土俵にあります。ここでは、同品質と言い切れる根拠を3つ挙げます。

構造と断熱は共通の仕様

木造軸組在来工法とベタ基礎という構造は、大安心の家とまったく同じです。断熱も同じ水準で、耐震等級3と断熱等性能等級5という標準仕様がそのまま適用されます。家の骨格と性能にかかわる部分は、商品名が違っても変わりません。

住み心地を左右するのは、キッチンの扉の色ではなく構造と断熱です。性能に直結する部分が同一である以上、住んだあとの体感に差は出ません。

長期優良住宅も標準で対応

地域限定商品でも、長期優良住宅はきちんと付いてきます。安い商品だから認定を諦める、という話にはなりません。長期優良住宅の認定を受けると、住宅ローン控除や登録免許税などの優遇に加えて、地震保険料の割引も受けられます。

本体価格が下がったうえで税制の優遇まで受けられるのですから、実質的な負担はさらに軽くなります。ここは見落とされやすいポイントだと思います。

設備グレードを下げない選定

標準仕様の表を見返すと、どの製品も各メーカーの中位グレードで構成されています。キッチンのノクトはLIXILのミドルグレード、外壁はニチハのFugeが標準です。一番安いグレードを寄せ集めた構成ではありません。

地域限定商品で変わらない部分
  • 木造軸組在来工法とベタ基礎
  • 耐震等級3という標準水準
  • 断熱等性能等級5の断熱仕様
  • 標準で対応する長期優良住宅
  • 自由設計という間取りの自由度

家づくりで最も重要な窓の仕様

家づくりで窓が最も重要である理由を解説するバナー画像

家づくりで一番こだわるべき場所は、キッチンでも床でもなく窓だと考えています。理由は、家の断熱性能を実質的に決めているのが窓だからです。壁の断熱材をどれだけ厚くしても、窓が弱ければ熱はそこから逃げていきます。我が家の窓は樹脂サッシとアルゴンガス入りのペアガラスが標準で、ここに手を抜いていない点が決め手のひとつになりました。なぜ窓が最重要なのかを順番に説明します。

熱の出入りが集中する開口部

冬の暖房時に室内から逃げる熱のうち、58パーセントが窓などの開口部から出ていきます。夏の冷房時に外から侵入してくる熱は73パーセントです。資源エネルギー庁も、冬は約6割、夏は約7割という数字で同じ傾向を示しています。

住宅の熱の出入り(日本建材・住宅設備産業協会調べ)
季節熱の動き開口部の割合
冬室内から逃げる熱58パーセント
夏室外から入る熱73パーセント

壁と屋根と床をすべて合わせても、窓という一か所に及びません。つまり家の暖かさと涼しさは、窓の仕様でほぼ決まります。断熱材の厚みばかり比べて窓を後回しにするのは、優先順位を取り違えていることになります。

アルゴンガス入りペアガラスという中身

我が家の窓は、2枚のガラスの間にアルゴンガスを封入したペアガラスです。ペアガラスは2枚のガラスで中空層をつくり、熱を伝わりにくくする構造になっています。その中空層に空気ではなくアルゴンガスを入れると、空気より熱を伝えにくい性質のおかげで断熱性能がさらに上がります。

同じペアガラスという呼び方でも、中身が空気かアルゴンガスかで性能は別物です。仕様書を見るときは、ペアガラスという言葉だけで納得せず、中空層に何が入っているかまで確認してください。

アルミ複合ではない樹脂サッシ

窓の性能はガラスだけで決まりません。枠にあたるサッシの素材も同じくらい効いてきます。我が家の窓は樹脂サッシで、この一点が契約の決め手にもなりました。

樹脂サッシにこだわった理由は、賃貸に住んでいたころの経験にあります。当時の窓はアルミサッシで、冬になると結露がひどく、窓の下の木が腐りかけていました。毎朝サッシを拭くところから一日が始まる生活には、もう戻りたくなかったのです。

サッシの種類と熱貫流率の目安(数値が小さいほど熱を通しにくい)
サッシの種類熱貫流率の目安断熱性能
アルミサッシ6.5最も低い
アルミ樹脂複合サッシ1.8標準的
樹脂サッシ1.4最も高い

樹脂が熱を伝える量は、アルミのおよそ1000分の1といわれています。アルミ樹脂複合サッシは室内側だけが樹脂で、外側にはアルミが使われている構造です。そのぶんアルミの部分から熱が出入りするため、枠のすべてが樹脂のサッシには届きません。

実際に住んでみると、冬の結露は全く出ていません。賃貸のころ毎朝サッシを拭いていたのが嘘のようです。価格を抑えた商品でありながら樹脂サッシが標準だった点は、いま振り返っても高く評価しています。

窓は後から交換しにくい場所なので、最初から樹脂で入っている意味は大きいです。見積もりを比べるときは、ガラスの構成とサッシの素材をセットで確認してください。

後から交換しにくいという性質

キッチンや洗面台は十数年で入れ替えられますが、窓の交換は外壁や内装にまで手を入れる工事になります。内窓を後付けする方法はあるものの、費用も手間もかかります。最初から性能の高い窓を入れておくほうが、結果的に安く済むはずです。

契約前に確認したい窓の項目
  • ガラスの枚数と中空層の中身
  • アルゴンガスの封入の有無
  • サッシの素材と樹脂の使用範囲
  • Low-E膜の有無と種類
  • 方角ごとの窓の大きさと数

外壁と屋根で効くメンテナンス性

外壁と屋根の耐久性とメンテナンス周期を解説するバナー画像

家を建てたあと、最もお金がかかるのが外壁と屋根のメンテナンスです。足場を組む必要があるため、一度の工事で大きな出費になります。我が家が一番こだわったのも、ここに使う建材の耐久性でした。瓦屋根を選び、外壁とコーキングはセレクトサービスのポイントを使ってグレードアップしています。初期費用の安さより、この部分のほうが長い目で見た価値は大きいと感じています。

変色褪色30年保証のFugeプレミアム

我が家は、標準のFugeからポイントを使ってFugeプレミアムにグレードアップしました。Fugeプレミアムには、プラチナコート30という超高耐候の塗装が使われています。この塗装には変色と褪色に対する30年保証が付いており、通常のFugeに使われるプラチナコートの15年保証と比べて倍の長さです。同じFugeという名前でも、プレミアムかどうかで保証期間がここまで変わります。

さらにマイクロガードというセルフクリーニング機能が備わっています。表面に水の膜をつくり、汚れが雨と一緒に流れ落ちる仕組みです。塗り替えの時期を先送りできるうえ、日常の汚れも付きにくいという構成になっています。

60年もつといわれる瓦屋根

屋根は瓦とガルバリウム鋼板から選べました。瓦の耐用年数は50年から60年といわれ、屋根材のなかでは最も長持ちする部類です。塗り替えが不要なため、メンテナンスの手間という点でも有利になります。

ガルバリウム鋼板を選んだ場合も30年程度が目安で、こちらにもセルフクリーニングの効果があるものが採用されています。軽さを重視するならガルバリウム、耐久性を重視するなら瓦という選び方になります。

屋根材ごとの耐用年数の目安
屋根材耐用年数の目安塗り替え
瓦50年から60年不要
ガルバリウム鋼板30年から40年種類による
コロニアル(スレート)20年から25年必要

コロニアルを採用しない判断

屋根材で最も注意したいのがコロニアルです。スレートとも呼ばれる薄い板状の屋根材で、価格が安いぶん耐用年数は20年から25年にとどまります。定期的な塗り替えも欠かせません。

地域限定商品の選択肢には、このコロニアルが入っていませんでした。価格を抑えた商品でありながら、長持ちしない屋根材を最初から外している点は評価できると思います。

耐用年数30年のコーキング材

外壁の劣化は、サイディングそのものより継ぎ目のコーキングから始まります。ここが切れると雨水が入り込み、外壁材が無事でも補修が必要になるからです。一般的なコーキング材は10年前後で打ち替えの時期を迎えます。

我が家は、標準のコーキングからポイントを使って、耐用年数30年のコーキング材にグレードアップしました。外壁と屋根とコーキングの3つがそろって30年もつ構成になっているため、大がかりなメンテナンスの目安が30年後まで延びます。建売住宅では10年ごとの点検と補修が前提になることを考えると、この差はかなり大きいはずです。

メンテナンス周期の比較(一般的な目安と、セレクトサービスを含む我が家の仕様)
部位一般的な目安我が家の仕様
外壁の塗り替え10年から15年変色褪色30年保証
コーキングの打ち替え10年前後耐用年数30年
屋根20年から25年(コロニアル)50年から60年(瓦)

外壁も屋根も、工事のたびに足場を組む必要があります。足場を組むだけでもまとまった費用がかかるため、塗り替えの回数が減ればそのまま出費を抑えられます。30年で一度にまとめられるかどうかは、生涯の住居費を左右する要素だと思います。

ただし、30年間まったく何もしなくてよいという意味ではありません。コーキングの部分的な補修や、屋根の板金や漆喰の点検は途中で必要になります。あくまで大がかりな工事の目安が30年後という理解が正確です。

選べるメーカーが絞られる利点

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選択肢が少ないと聞くと、普通は不利な条件に思えます。ところが実際に家づくりを進めてみると、絞られていたことに助けられる場面が何度もありました。タマホームの家づくりは工期が短く、打ち合わせのスピードが速いからです。ここでは、制約がメリットに変わった3つの理由を説明します。

ショールーム巡りからの解放

キッチンだけで4社から選べる場合、それぞれのショールームを回って実物を確認することになります。1社あたり半日は見ておく必要があり、浴室や洗面台まで含めれば週末がいくつも消えていきます。予約を取る手間も相当なものです。

地域限定商品はメーカーが決まっているため、行くべきショールームが最初から絞られます。時間という見えないコストが、そのまま浮いたことになります。

工期3か月に間に合う決断速度

タマホームは着工から完成まで2か月から3か月と短めです。そのぶん、打ち合わせでは次々と決断を迫られます。迷っている時間が長いほど、後工程にしわ寄せが出る仕組みです。

選択肢が絞られていれば、判断そのものが軽くなります。決めてもらえることに助けられる、という感覚は実際に打ち合わせを経験して初めて分かりました。

迷う時間を間取りに回す発想

設備は数年から十数年で入れ替えられますが、間取りは一度建てたら簡単には変えられません。家づくりで本当に時間をかけるべきなのは、キッチンの扉の色ではなく動線や収納の配置だと思います。

設備選びの工数が減ったぶん、我が家は間取りの検討に時間を使えました。振り返ってみても、この配分は正解だったと感じています。

無料で選べるセレクトサービス

The Tama Home極のセレクトサービスを解説するバナー画像

The Tama Home ★極には、セレクトサービスという仕組みがありました。契約時にもらえるポイントの範囲で、設備や建材のグレードアップを追加費用なしで選べるサービスです。お金を払って足すオプションではなく、無料で標準仕様の中身を選べるイメージです。キッチンのグレードを上げる、食洗機を深型にする、外壁を上位のシリーズにするといった変更を、決められたポイントの範囲で自由に組み合わせられます。ここでは、ポイント制の仕組みと、契約月でポイントが減った実体験、そして我が家が実際に選んだオプションを紹介します。

ポイントで設備や建材を無料で選ぶ仕組み

ポイントで選べるものは幅広く、キッチンをLIXILのリシェルに変更する、食洗機を深型にするといった設備のグレードアップから、外壁やコーキングなどの建材の変更まで対象になっていました。太陽光発電を選ぶこともでき、家電や家具、電化製品も対象です。

変更の内容ごとに必要なポイントが決まっていて、持っているポイントの範囲で好きなものを組み合わせる形です。大きな変更ほど多くのポイントを使うため、何を優先するかを家族で話し合う必要がありました。

4月は300ポイントで6月は200ポイント

セレクトサービスでもらえるポイントの数は、契約する月によって変わります。我が家が契約した2023年6月は200ポイントでした。ところが、そのわずか2か月前の2023年4月に契約した人は300ポイントだったのです。無料で選べる範囲が、契約月が2か月違うだけで100ポイントも違ったことになります。

タマホームの決算は5月末のため、決算前の4月は条件がよくなりやすい時期です。これから契約する人は、ポイントの数も含めて、契約月ごとの条件を担当者に確認してみてください。

我が家がポイントで選んだもの

我が家は、住んでからの満足度と、将来のメンテナンス費用を減らすことを軸に200ポイントを使いました。特に満足しているのは、外壁のグレードアップ、ベランダのガラスパネル手摺、深型の食洗機、タッチレスキー、シーリングのグレードアップ、タッチレス水栓の6つです。

我が家がセレクトサービスで選んだ主なもの
  • 外壁のグレードアップ
  • ベランダのガラスパネル手摺
  • 深型の食洗機
  • カップボードの二の字増設
  • タッチレスキー
  • シーリングのグレードアップ
  • タッチレス水栓
  • 電動シャッターへの変更

外壁とシーリングは、目に見える設備と違って後から変えにくい部分です。見た目や便利さのオプションより先に、ここにポイントを使ったのは正解だったと感じています。

300ポイントあったら選びたかったもの

もし4月に契約して300ポイントあったら、キッチンをLIXILのリシェルに変更し、フローリングをDAIKENのトリニティに変え、タマホームの制震ダンパーも追加したかったところです。制震ダンパーは、タマホームの有価証券報告書でも耐震等級3の住宅に合わせた壁倍率5倍のオリジナル品として紹介されています。

とはいえ、200ポイントの範囲でも満足できる家になりました。床は標準のアッシュ柄を選びましたが、今ではこの色で本当によかったと思っています。ポイントが限られていたからこそ、本当に必要なものに絞って選べたとも言えます。

地域限定商品の注意点

地域限定商品を検討するときの注意点を解説するバナー画像

ここまで良い面を中心に書いてきましたが、誰にでも合う商品というわけではありません。仕組みそのものに由来する弱点も確実にあるからです。契約してから知って後悔しないよう、検討段階で押さえておきたい点を3つ挙げておきます。

契約月で変わる標準仕様

採用メーカーが月ごとに切り替わるため、先月まで対象だった製品が今月は選べないことがあります。オプションに使えるポイントの数も、月によって変わります。ブログや口コミで見た仕様が、自分の契約時にも同じとは限りません。情報は必ず契約する月の資料で確認してください。

好みのメーカーが対象外の可能性

どうしてもこのメーカーのキッチンがいい、という強いこだわりがある人には向きません。対象外のメーカーを選ぶとオプション扱いになり、差額が発生するからです。場合によっては、最初から大安心の家で組んだほうが結果的に安くなります。

こだわりたい設備が1つか2つに絞れるなら、そこだけオプションで足す判断もありです。全体を見て損得を計算してみてください。

自分から聞かないと出てこない情報

公開されていない商品なので、担当者から切り出されなければ存在を知らないまま契約に進むこともあります。扱いのないエリアもあるため、全国どこでも提案されるものではありません。

打ち合わせの早い段階で、予算感と一緒に「地域限定の商品はありますか」と聞いてみるのが確実です。あるかないかは、その一言で分かります。

よくある質問

地域限定商品のよくある質問をまとめたバナー画像

地域限定商品について、検討中の人から聞かれることの多い疑問をまとめました。非公開の商品という性質上、ネット上にもまとまった情報がほとんどありません。我が家が実際に契約した経験をもとに、分かる範囲で答えていきます。

地域限定商品はどこで扱っているのか

エリアごとに扱いが異なります。公式サイトにも載っていないため、検討しているエリアの展示場で直接確認するのが唯一の方法です。同じ商品名でも、地域によって中身が違う可能性があります。

大安心の家とどちらが得なのか

設備へのこだわりが強くなければ、地域限定商品のほうが得になりやすいです。標準仕様の水準がほぼ同じまま、金額だけ下がるからです。特定のメーカーを指名したい場合は、オプション差額を含めて比べてください。

長期優良住宅は付いてくるのか

付いてきます。我が家も長期優良住宅に対応した仕様でした。住宅ローン控除や地震保険料の割引につながるため、実質的な負担はさらに軽くなります。

間取りは自由に決められるのか

自由設計です。決められたプランから選ぶ規格住宅ではありません。制限がかかるのは設備と建材のメーカーだけで、間取りの自由度は大安心の家と変わりません。

メンテナンス費用はどれくらい変わるのか

我が家は瓦屋根に加え、外壁とコーキングをポイントでグレードアップしたため、大がかりな工事の目安は30年後です。10年ごとにメンテナンスが必要な住宅と比べると、足場を組む回数そのものが減ります。長い目で見れば、初期費用の差より大きな違いになるはずです。

窓の性能はどう確認すればよいのか

ガラスの構成とサッシの素材の2点を聞いてください。我が家は樹脂サッシとアルゴンガス入りのペアガラスが標準でした。冬の暖房の熱は58パーセントが開口部から逃げるため、ここを確認せずに契約するのは避けたほうがよいです。

セレクトサービスのポイントは契約月で変わるのか

変わります。我が家が契約した2023年6月は200ポイントでしたが、2023年4月の契約では300ポイントでした。決算前の時期は条件がよくなりやすいため、契約月ごとのポイント数を事前に確認しておくと安心です。

標準仕様はいつ確認すればよいのか

契約する月の資料で確認してください。月ごとに採用メーカーが変わるため、検討を始めた時点の情報が契約時に通用しない場合があります。気になる製品があるなら、対象月をずらす相談も可能かどうか聞いてみるとよいです。

まとめ

地域限定商品のまとめを紹介するバナー画像

地域限定商品は、大安心の家の品質をそのままに、選択肢を絞ることで価格を下げた商品でした。構造も断熱も長期優良住宅も共通で、削られているのは設備メーカーの選択肢だけです。我が家は設備のグレードを落とさずに本体価格を抑え、セレクトサービスのポイントを外壁や屋根まわりの耐久性に使いました。

この記事の振り返り
  • 関西地区限定の「The Tama Home ★極」
  • パンフレットに載らない非公開の商品
  • 月ごとに切り替わる採用メーカー
  • 大安心の家より抑えられた本体価格
  • 約30坪で最終総額は約2420万円
  • 構造と断熱と長期優良住宅は共通
  • 樹脂サッシとアルゴンガス入りペアガラスの窓
  • 無料で選べるセレクトサービス
  • 契約月で300ポイントから200ポイントに減少
  • ポイントで変更したFugeプレミアムの外壁
  • 50年から60年もつ瓦屋根
  • ポイントで変更した耐用年数30年のコーキング材
  • 大がかりなメンテナンスは30年後が目安

安い商品には裏がある、という先入観で見ていたら、我が家はこの商品を選んでいませんでした。実際に中身を確認すると、安さの理由は仕入れの効率化であって品質の妥協ではなかったからです。タマホームを選んだ理由や我が家の総額の内訳は、タマホームを選んだ理由を公開した記事にまとめています。契約月によって条件が変わる理由や、値引きを引き出しやすい時期はタマホームの値引き術の記事で解説しました。

金利が上がってきたこの時代に、コスパよく家を建てたいならおすすめできる商品です。性能を落とさずに借入額を抑えられて、住んだあとの修繕費まで先送りできるからです。我が家が実際に建てて住んでいるうえでの結論になります。

地域限定商品は、こちらから聞かなければ提案されないことがあります。検討しているなら、次の打ち合わせで一度たずねてみてください。その一言があるかないかで、選べる商品そのものが変わります。予算を伝えたうえで複数の商品を並べて見積もりを取れば、自分の優先順位も自然と見えてくるはずです。

【施主紹介】タマホームで建てるなら特典を受け取ってください

タマホームで建てた施主である私から紹介を受けると、成約したときにタマホームから特典がもらえます。公式サイトでは成約者に5万円ですが、時期によっては20万円のキャンペーンもあり、来場予約のPayPayポイント4万円よりずっと大きな特典です。

ただし、来場予約や資料請求を先にしてしまうと紹介特典は受けられません。タマホームが少しでも気になっているなら、展示場に行く前に声をかけてください。

  • この記事のコメント欄に「紹介希望」と書くだけ
  • 特典の大きい時期もお返事でお伝えします
  • 氏名や電話番号はコメントに書かないでください

※紹介で成約した場合、紹介者の私にもタマホームから特典があります。

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